ゴンドール森の魔女リュシカ。
マカロン。
マカロン。それはお菓子であった。ゴンドール森の館でした。
リュシカは厨房で野菜炒めを作っています。

「あー、ドワーフ語の文献を調べないとな」
とリュシカ。

ドワーフ語のレシピの本や簿記の記録を翻訳するのです。
そしてそれがいずれは人びとの財産となるのです。

一方でリュシカは文献学にあたっては戦略的に本を選ぶ必要性を認識していました。

これは軽重をつけて文献を選ぶ、ということなのです。
そしてそこでリュシカが注目していたのはドワーフ語や古エルフ語の歌、つまり詩でした。

詩はそれ自体に面白さがあるうえに上手く翻訳出来れば一儲け出来るかもしれません。

リュシカは野菜炒めを作ります。
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