友達イジメ
脅す
あの派手系な1年生たちはちゃんとサチの言う事を聞くだろうか?


あの写真があったおかげで怖がらせることには成功したかもしれないが、後のことはわからなかった。


学年が違うと、どうもやりにくい。


でも、今回はサチが願いを叶える番だから、頑張らないといけないのはサチだった。


あたしはコトネが痛い目を見れば、それで満足だった。


それから放課後まではあっという間だった。


放課後のホームルームが終ると同時に、サチがあたしの席へと駆け寄って来た。


早くしないと1年生たちも帰って行ってしまう。


「行こう」


自分たちの鞄はそのままにして、あたしたち3人は急いで教室を出たのだった。

< 113 / 290 >

この作品をシェア

pagetop