私は彼氏がキライです!?〜クラスメイトとLOVEバトル〜
二度目の夜



さっきつけたテレビから、今週行われたスポーツの結果を伝えるニュースが流れている。




私達は手を繋いで、ただテレビに視線を送る。



ハッキリ言って、私はボクシングとバレーボール以外のスポーツには興味がない。


サッカーや野球、ゴルフの結果を聞いても、おもしろくもなんともない。




でも、チャンネルを変える事なく、ただじっとテレビを見る。




チャンネルを変えようと動けば、


「もう、帰る?」


そう聞かれそうで、嫌だった。




時間はもう、11時を過ぎていた。



アツは、今日はまだ帰る?って聞いてこない。






♪〜♪〜♪


二人の沈黙を破る様に鳴り出した携帯。


【いっくん 携帯】


「もしもし」


『コナミ、もう泊まるのか?』


「・・・うん。」


『じゃあ俺もうビール飲んでいい?』


「うん。いっくん、ごめんね。」



また勝手に泊まる事を決めてしまった。


でも今日はどうしても、帰りたくない。


アツと、離れたくない。





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