私は彼氏がキライです!?〜クラスメイトとLOVEバトル〜
女のバトル



「コナンちゃん、ちょっといい?」



昼休み、突然やってきたのは、隣のクラスのマナミちゃん。



確か・・・倉橋の事、好きなんだよね?




「うん。ちょっと待ってね。」




私はカバンからお弁当を取り出して、廊下にいるマナミちゃんに見えない様に、




「倉橋、お弁当。今日は1人で食べて。」




「おいっ何だよ?」


何か言いたそうな倉橋にお弁当を渡して、マナミちゃんの待つ廊下に出た。






あのデートから数日。




特に変わった事はない。


倉橋が毎日自転車で送り迎えをしてくれて、私がお弁当を作って、後は電話で話をする。


それが何となく、普通になってきたくらい。




手を繋ぐ事も、キスをする事もあれ以来ない。



倉橋の口の悪さは健在だし、私もすぐに言い返してしまう。


時々、好きって気持ちが、勘違いなんじゃないかって、思ってしまうくらい。






「ごめんね。ちょっと話がしたくて。」


「大丈夫だよ。」




歩き出したマナミちゃんの後ろを着いて行くと、人気のない第2校舎に辿り着いた。




まぁそれまではいいんだけどさぁ・・・



マナミちゃんの友達らしき女子3人。



これって呼び出しだったの?




.
< 72 / 488 >

この作品をシェア

pagetop