本田くんを振り向かせたい

クラス

「おはよー」
私は柊に話しかける。
「おう。クラスの人と仲よく出来るといいなー」
「だねー」 
楽しそうな話をしている私達とは対象にわかは泣きそうな顔をしている。
「わか、大丈夫?」
「圭斗なんて嫌い…。やだ…」
「おい、大丈夫か?」
柊が心配している。
「うん…」
そして、クラスについて席を確認する。
「おっ。隣じゃん」
「そっか!よろしくねー」

本田陸。
私はその人の名前をすぐに覚えた。
なぜなら…
学級委員で同じなんだもん!
あれは入学式から3日たった頃…
「学級委員やりたい人ー」
私と本田くんが手を挙げた。 
「じゃあ、相沢と本田。がんばれよー」
こうして私達は学級委員になった。 
なんか、本田くんって、かっこいいな…
「ここ。言え」
「う、うん…分かった」
「じゃ、よろしく」
なんなの。この人。
なんかムカつく。

「本田くんっ!今日、部活決定日だよね!もちろんバスケだよね?!」

ちょい待て。
なんで私と同じ部活なのか…。
「あぁ。バスケ得意だし」
はぁっ。
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