私の主治医はお兄ちゃん

美音side




私が優也兄に連れられてリビングへ行くといつものように駿介も湊斗兄も声をかけてくれた。


駿「長い昼寝だったな。」
鼻で笑うようにそう言ってくるのは駿介。

湊「美音少しは体楽になった?」
優しく頭をなでてくれるのは湊斗兄。


体は弱いけど私はこの時間が好き。

だから、何も答えずに微笑んだ。



優「じゃあ、遅いけど晩飯にするか。」

「「「はーい」」」




私たちはテーブルをみんなで囲んでご飯を食べた。


みんなは生姜焼きだけど、私は雑炊。
それでもみんなで食べるご飯は美味しくて少し多めに食べることができた。






優「美音、今日はたくさん頑張ったな。アイス買っておいたからあとで駿と二人で食べな。」


美「アイス?!食べる!!!」

優「もう少し落ち着いたらな?今晩飯食ったばっかりだろ。」

美「だって…」


駿「体調崩してるのにすごい食い意地だな。美音と違ってアイスは逃げねぇから大丈夫だよ。」

美「駿介ー!!!また意地悪言った!」


優「本当お前らは喧嘩ばっかり!」

声を荒げて注意する優也兄。



…だって駿介が意地悪ばっかり言うからだもん。



駿介のバカ。
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