交わることはない

良かった


亮☆☆

社用で外出したとき・・・

あれ?
七湊ちゃんが男の子と
楽しそうに歩いている

えっ、ジュエリーショップ?

唖然として見ていると
二人は仲良さげに
ピアスを見ていた
すると・・
男の子が七湊ちゃんの髪の毛を
そっと耳にかけて
ピアスを当てている

七湊ちゃんは、顔を赤らめて
手を振っていたが
男の子は、そのピアスをレジに
持って行き支払いをしてから
七湊ちゃんの耳にはめた。

七湊ちゃんは、嬉しそうに
頭を下げていた。

そんな七湊ちゃんを見て
俺は、嬉しかった。

確かに
大夢は、きれいな顔をしているが
七湊ちゃんにこんな表情を
させることもないし
ましてや、大事にしていない。

あんなにドタキャンばかりして
俺は、七湊ちゃんが
かわいそうでたまらなかった。

これで、いいんだ。
七湊ちゃんには、幸せになって
貰いたい。

七湊ちゃんとその男の子を
眺めてから
俺は、足を動かした。
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