交わることはない

ドタキャン


ドタキャン☆☆


「えっ、またなの?」
と、笑子
「・・・うん」と、七湊
「七湊、付き合いはじめてから
    何回目????」
「そんなの・・何回目かなんか
     わからない・・」
「もとい! 逆に何回デートした?
あなた、本当に大夢先輩と
付き合っているんだよね?」
「デートした回数なんか
数回・・片手・ぐらい・か・・な‥‥

私だけが・・大夢さんに
告白してOKをもらったと
そう、思っていただけで・・

やはり・・からかわれて
いただけなのかな?
もう、わからなくなっちゃった。」
と、泣きそうな顔で話す·····七湊に
「もぅ、やめな、大夢先輩なんか。
次にいこう。
次の企画の合コン参加強制ね。
わかった?」
「えっ、合コン?」
「だって、七湊は、本当に可愛くて
合コンに呼んでほしいと
私かなりお願いされてるんだけど。」
と、言う笑子ちゃんに
「私が?可愛い?あり得ないよ。
笑子ちゃんは、凄く綺麗で
かっこ良いけど。」
「はぁ、何、言ってんだか。」
と、話していたが‥‥
「「あっ、講義始まるよ、行こう!」」
と、時間になり
2人で走って教室に向かう。


七湊も笑子も
綺麗で、可憐で
回りから全貌な眼差しで
見られているが・・

本人達は、
全く、知らない······
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