オレンジ色のROMANCE

キャバクラで色気を学ぶ?



店に勤め出すと、色んな男がいる事に

スゲェ!!驚き‼

色んなノウハウを身に付けた。
茉莉奈は、お真面目な職に就く為
店を辞めた。





大吾は、気づかなかった。
最近奈緒の家にお泊まりが続き舞香と顔を合わせるのが気まずいため時間をずらし避けていた。

しかしおかしい事に2ヶ月
気づかなかった。
ある日ふと思った。
全く舞香の気配が消えていた。

食器も位置も変わらない。
料理好きの舞香がキッチンを使った
形跡が・・・な・・い。


舞香の部屋を開けて見た。

すっからかーん。

靴箱の中を見てみた。


すっからかーん。

洋服もお気に入りのクマちゃんの抱き枕も、居なくなっていた。



««««あああああ»»»»
頭を抱え込み呆然とする。


舞香を失った事を知る。

甦るのはあの日「大丈夫。」
あれが最後の会話.....‼

あの日感じた違和感は、当たりだった?
舞香とは....終わった?
ブルブル、ブルブルと震えた。

携帯に電話してみる。

「はーい、大吾どうしたの?」

「舞香‼舞香‼ゴメン。
ゴメン。」


「え‼何?急に、どしたー?」

「帰って来いよ。」

「イヤイヤ、それは無理‼」

「今日からまた送り
迎えするから。」

「舞香だけ、大事にする。
ロマンス映画も付き合う。
買い物にもついて行く、舞香を
絶対、絶対1人にはしないよ。
約束する‼」



「やだな?どーしたの?彼女と
お泊まりしてるじゃん。
彼女に来てもらえば?
あ‼
とうにカフェ辞めてるし…
送り迎えは要らないよ、
彼女大事にしたらいいじゃん。
あの子、高校生の時
SNSに出てた子だよね。


可愛い子だね。
大吾が心変わりするの
当たり前だよ。


毎日送り迎えしてるし
大事な人なんでしょ。あ‼
時間ないから
私は大丈夫だよ。


もう、かけてこないでね。
あなたのマンション出て
2ヶ月になるんだ。
言わずに出た私も悪いけど
今更気づく大吾も、なんだかなぁ〜」

2ヶ月?2ヶ月....

「いや、舞香あれは遊びなんだ
愛してるのは、本当に舞香なんだ」

「・・・大吾、変わったね。
私の大吾は遊びでお泊まりする
様な男じゃ無かった。

本当に変わったね、
だから簡単に裏切れたんだね。
最低‼」
Puーpuーpuー

《《《舞香‼舞香‼舞香‼》》》

何度も掛け直したが着信拒否されて
それ以来、舞香とは繋がらなかった。


あれは...始まりは...

「店慣れてきたね!
声も出てるし。」

「うん。お蔭さまでっ。
でも、ほらあの人…」

「ああ、最近よく来るね!
前はあんまり見なかったけど。」


「実は毎日、後ろから付けてくるの。
昨日もその前も
偶然かな?と思ったけど気持ち悪く
て‼」

「よし‼じゃあ今日後ろの後ろを
付けて見る から安心して
帰りなよ。」

そう約束して奈緒の帰りをつけ回す
男か、確かめてみた。

不安そうに歩く奈緒。
一人の男が電柱に寄りかかってタバコを
ふかしている。

奈緒が歩き出すと
煙草を吐き捨て奈緒の後ろを歩て
いる。

“奈緒‼“

俺が走りよると男も走り逃げて
行った。
それから奈緒を送るようになった。

最初は、マンションの前まで
だったが、
飲み会の後つい、誘われ、あがりこみ
酒の勢いもあり
関係を持ってしまった。

奈緒に謝り、再度好きな子がいると
言ったらそれでも言い、と言われ
断れなくなった。

舞香は、俺の家にいるし
気づかれ無ければいいと、奈緒に
説得され了承してしまった。

店からマンションが近いのは
凄く利点だった。
疲れた体は奈緒で癒され眠りに
つくと、朝だったりした。


何で気づかれないと思う?
気づか無いなんてある訳無い
俺は、馬鹿だったんだ‼

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