はっぴぃday

淡い恋心

少し高めの声はとても甘く、真っ直ぐな彼の想いがのせられたラブソングは、どこまでも甘くて私の心を揺さぶる。

優しく微笑む彼の視線に耐えきれなくなり、真っ赤になった顔を隠すこともできず、彼から目をそらして修二さんに目を向けると、バチっと目が合いクスリと笑われた。

たぶん、修二さんはわかってる。

私がカフェのさくらちゃんだって。

でも…大翔は気がついていない。

彼が好きなのは昼間のさくら…夜のSAKURAを彼は知らない。

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