同じ人を好きになるなんて
初心者家政婦スタート!
翌朝、家政婦としての仕事が始まった。

まずは着替えを済ませて朝ごはんの支度を始める。

昨日のうちに冷蔵庫の中身をチェックしたりキッチン周りで足りないものはないかとチェックをしておいたので手早く朝食を作った。

準備が整うとまずは陸斗を起こしに行く。

陸斗の部屋は二階の私の部屋の真向かいにある。

コンコン––

「朝ごはんができました」

だが返事がない。

もう一度呼んでみたが反応なし。

理人くんの保育園のこともあるからゆっくりしてられない。

私はノックをしながら「入るよ」と言って陸斗の部屋に入った。

陸斗の部屋はかなり広い部屋だった。

2つの部屋をくっつけたような感じで大きなベッドに大きな机。

パソコンも2台あって壁の本棚には本がびっしりと並べられていた。

それにロードバイクも置いてあった。

付き合っていた頃、ロードバイクに乗りたいって言っていたことがあったけど、本当に乗ってるんだ。
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