城ノ内主任の一件から二日が過ぎた。

あの日の夜、紺野主任に送ってもらい、自宅でホッと息を着いた時に、秀人から電話があった。
十中八九、心配されているかと思いきや…。

「……っんの、どアホッ!!あれほど警戒しろと言ったろうがっ!」

と、スマホを耳から離してしまうほど大声で怒鳴られた。

「ごっ、ごめんなさい」
「まったく、あいつらが見に行かなかったらどうなっていたか。藤川課長から連絡をもらった時は、さすがにハラハラしたわっ。俺はまだ大阪だからすぐに行けないし」
「本当に、すみませんでしたっ」

スピーカーから流れる秀人の不機嫌なお説教に、私は両手の手のひらでスマホを持ち上げて、スマホに対してペコペコ頭を下げた。