ゴールデンウィークが明けた出勤日。
私は朝から手元に届いた備品依頼書と、早速入荷された文具類や雑貨などに振り回されていた。

今朝、備品室のドアを開けて出勤すれば、既に城ノ内主任がカウンターの横に立っていた。朝一番に、彼の顔を拝むのは気が進まないが仕方がない。
カッチリした姿に「おはようございます」と、頭を下げた。
「……」
城ノ内主任は何も言わず、ただ冷めた視線で私を見ると、備品依頼書をカウンターに置
いて部屋から去っていった。

城ノ内主任、何かあったのかな?

そう思ってみたが、スマホの着信で気持ちがすぐに切り替わる。

“ おはよう。何か変わったことはないか?”

桐谷秀人…秀人からのメールに、無意識に顔の筋肉が緩んでしまう。
「おはよう。大丈夫だよ。今日もお仕事頑張って…と」
と、文字を入れて返信した。