エリート外科医といいなり婚前同居
「どうしてそんなに悲しそうに笑うの?」

静かなドライブが二十分ほど続いたところで急に辺りが明るくなったと思うと、少し先にたくさんの光で煌めく巨大な観覧車が現れた。
イルミネーションで輝く木々の間から、ジェットコースターのレールも見える。

遊園地、こんな時間でもまだ営業しているんだ……。クリスマスの時期だからかな?

「きれいですね」

「ああ。園内はもっとすごいらしい。せっかくだから、近くで見たくない?」

「え? それはもちろん見たいですけど……」

「よかった。今からあそこに行くから」

「えっ!?」

……嘘。今から遊園地に?
もしかして、それが礼央さんの〝寄り道〟ってこと?

目を真ん丸にして驚く私に、礼央さんは少し得意げな調子でこう尋ねてくる。

「俺、サプライズ成功?」

「は、はい……すごくびっくりしてます。それにうれしいです。遊園地って、実は一度も入ったことなかったので」

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