強すぎる彼女と優しすぎる彼
親友の恋の行方
次の日も佳子はまだ足元がふらついていて会社を休むことにした。

佳子に何度も説得されて龍仁はしぶしぶ会社へと向かう。

「これからも先は長いんだから。貴重な有休、ちゃんととっておいて。」
こういう時、佳子が強がって自分の背中を押すことは龍仁が一番よくわかってる。

龍仁はそんな佳子の想いを知っているからこそ会社へ向かった。

それでも心配で何度もメールや電話をすると佳子は
『仕事に集中して』とメールを返信してから龍仁に返事を送信しなくなった。
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