「ふう~、お昼ご飯食べただけなのに、すっごく疲れた〜」
アレンとお風呂に入った日の午後、私は自分の部屋のベッドにダイブした。
今日は朝からハラハラドキドキしっぱなし。
昼食は国王夫妻に急遽呼ばれ、アレンのお姉様と、彼女に同行して城にやって来たオスロン王国の国王の妹であるエマ王女と一緒に食べた。
王族に囲まれての優雅な食事。
食事はビーフシチューのようなスープとパン、サラダが出て、彩りもよく豪華だったのだが、緊張してほとんど喉を通らなかった。
てっきりアレンも一緒だと思ったのだけど、彼は所用があって同席しなかったのよね。
しかも、エマ王女がなぜかずっと私のことを睨んでいて生きた心地がしなかったよ。
アレンの婚約者として紹介された時からエマ王女の視線を感じたから、ひょっとしたら彼女はアレンのことが好きなのかもしれない。
私には結婚する気なんかないのにな。
今朝はお兄様が城に来ていたからてっきり屋敷に一緒に帰ることになると思ったのに、お兄様は笑顔で言った。