緊急逮捕-独占欲からの逃亡ー
7.甦る記憶

1)婚活パーティー

「参加している男性と女性は、このように仕切られた空間で5分間会話を行ってもらいます。
5分経ったらアラームが鳴りますので、男性は隣へ移動してください。これを繰り返していってください。終了したら、もっと話してみたい相手を2名、こちらの紙に記入してください。

こちらで集計させていただき、お互いに名前を書いていればマッチング成功。連絡先の交換を行うことができます。

それでは、スタートです!」

あっさりと始まった婚活パーティー。

友達に誘われて応募したのはいいけど、肝心の友達は急な仕事でキャンセル。私だけが参加することになった。

結婚願望はあったし、婚活ってものに興味もあった。
だからちょうどいいと思ってたんだけど…。

「あー、僕は手先が器用なんです。小さいころからプラモデルをいじっていて、あ、作品見ます?これです。ここの傷の具合とか、汚れ具合とか、よく再現されてるって好評なんです。それで、こっちはパーツを削ってオリジナルのパーツを作ったんです。
手先が器用だからプラモが好きというか、プラモが好きだから手先が器用になったというか、どちらもあると思うんです。それから…」

1人目は5分間ずーっとプラモの話。
何の作品なのか、正直わからなかった。圧倒されて終わった5分。
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