恋の駆け引き~イケメンDr.は新人秘書を手放せない~
「ただいま」
「お帰りなさい。お疲れまさでした」
「ああ」
まるで家族みたいな会話に、二人して赤くなった。

「夕飯何?」
スーツ姿から部屋着に着替え、キッチンを覗くボス。

「あじフライと、ポテトサラダ、筑前煮も作りました。あと、つまみにレバーペーストを作ったんです」
「・・・」
一瞬顔つきが変わった。

あれ?
「嫌いですか?」
「ごめん、レバー苦手」

ふふ、かわいい。

「美味しいのに。じゃあ、私がいただきます。つまみにチーズも買ってあるので、それで飲んでください」
「ああ」
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