幼なじみのやめ方
第二章 同居?それともルールシェア?
「部長。これぜーんぶチェックお願い出来ますか?」

ドサリ、と鈍い音がして部長である諒の机に大量のプリントが置かれる。

プリントを置いた主は、にこやかな作り笑いを浮かべて、諒の前に立っている。

佐藤唯。諒の中学からの幼なじみだ。

諒は大量のプリントと唯を見比べるとため息を吐いた。

「佐藤さん。私は出来れば、このプリント全部先週に終わらせて欲しかったのですが…?」

冷めた笑みを浮かべて諒が言う。

しかし、唯は悪びれた様子もなく言い放つ。

「えー、そうでしたっけ?忘れてましたー」

抑揚の無いトーンはあからさまに棒読みで、嘘をついていると容易く分かる。
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