「私は誰も頼らない」
――――そう言ったお前の目は、迷いがなくて、澄んでいて。けどどこか、消えてしまいそうなほどに不確かだった。
「俺はお前を逃がさねえ」
――――そう言ったあんたの瞳は、鋭くて、心を見透かされているようで。でもどこか、不安そうに揺れていた。
たとえ神様なんていなくても。
奇跡など、起こらなくても。
きっと必然だった。
これは、出会いの物語――――――――・・・・・・・・・・・・
※多少過激な表現、または人によっては過激だと思う表現が含まれています。苦手な方はリターンしてください。
- あらすじ
闇の始末屋、通称"ヨル"はある一人の男を探すため今日も夜の街を駆け回る。
そんなヨルの前に突然現れたのは、夜を制する暴走族、"暁"の12代目総長、鬼神紅雅だった。