その晩。

 蒼汰と風香は抱き合たまま一緒に眠った。

 普通にパジャマを着たまま抱き合っていても、今まで以上にお互いを愛しく感じた。


 

 ふと、夜中に目を覚ました風香。

 時計を見たら2時だった。


 ぐっすり眠っている蒼汰を見て、風香はそっと髪に触れた。

 初めて会った時の蒼汰は冷めたクールな目をしていて、強引で一方的に進める俺様そのものだと思っていた。


 だが結婚してからは、颯太はとても優しくて毎日ギュッと抱きしめてくれて、本当に愛されていると感じていた。

 でも最後までしてくれない蒼汰に、風香は女として魅力がないからだと思ってしまった。


 蒼汰は風香が不満げでいると、それを察して風香だけを満足させてくれていた。


 それも蒼汰の誠意パイの優しさだったのだと、風香は改めて思った。


「ん・・・」

 
 蒼汰が目を覚ました。

 風香はハッとして手をのけた。


「風香、どうしたの? 」

「ううん・・・。久しぶりに、貴方の寝顔が見えて嬉しかっただけ」


 蒼汰はそっと風香を抱き寄せた。

「風香・・・体大丈夫? 」

「うん、すっかり元気になった」

「じゃあ・・・」


 スーッと蒼汰の顔が近づいて来て、唇が重なった。

 
 とても心地いいキス。

 今までのキスよりとても気持ちいい。


 深いキスが繰り返され、風香の口の中を愛で一杯にしてくれる蒼汰。


 ゆっくりとパジャマのボタンが外されてゆく・・・

 風香も蒼汰のパジャマのボタンを外してゆく・・・



 お互いが産まれたままの姿になった。


「風香。綺麗だよ・・・」

 産まれたままの姿の風香を見て、愛しそうな目をして蒼汰が言った。

「貴方も・・・とっても素敵・・・」