彦丸の孤盆休み
五日目
M 一生楽しく暮らしたい

か 誰もが思ってる事だが


健康で暮らしたい

眠るように死ねたら

ピンピンコロリ

苦しまずにとは誰も思う事

しかし 人間は

どこまでも欲深い


自分も人間だが

そこは 全くそうは思えない

人はもっと苦しんで もがいて

生きるべきなんじゃないのか


人間だけだ 必要以上に

多くの命を食らい生きる生き物は

それも遊びで レジャーで

命を無駄に貪り狩るときもある

人間以外は

生きる為 ただそれだけだけど

人は違う

娯楽のため 無駄に命を貪る

厄介だ

全ては人の楽しみのために

人間以外の生命が脅かされ

命を散々貪られ食われてきた

そんな 人間が 最後は

安らかに眠るように死にたいとは

あまりに勝手すぎはしないか

やはり人は

多くの命を食らってきた分

もっと苦しんで死んでいくべき

なんだろう

そうじゃないと

あまりに バランスが悪すぎる

誰も そんなことは言わない

というより

世界の平和 家族友人の幸せ

自身のしあわせ

ただただ なんの疑問も持たず

当たり前のように願い

日々を暮らしてるだけ


生まれ変われるなら

こんな勝手な人間は ゴメンだ

土の中に7年 地上に出て7日

そんな蝉がいい

蝉の一生には なんの矛盾もなく

害もない

人間の一生は

とても矛盾に満ち

有害だらけ

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