そして、食後の会議を行った。

「昨日のカツレツも美味かったが、今日の生姜焼きと豚汁は今まで食べたことのない美味さだった」

「そうですね。カツレツは洋食だから、スカイヴェンでもありそうな味ですよね」

 エリナは頷いた。

「ふたりの食べっぷりを見たところ、醤油も味噌もスカイヴェンの人の口に合いそうです。それじゃあ、今夜のメニューは生姜焼きと豚汁ということでいいですか?」

「そうだね、いいと思うよ。それに、カツレツよりも簡単に作れるから、今夜は量も多く出せると思う」

 ミメットの言葉に、エリナも同意した。

「豚汁はあらかじめ大鍋に煮ておけばいいし、生姜焼きは肉を漬け込んでおけば、後は焼くだけですもんね」

「そうしたら、警備隊の者だけでなく、一般の客にも振る舞えるな。獣人は鼻がいいから、匂いにつられて客が押しかけてくるんじゃないのか」

 ルディの言葉に、エリナとミメットは顔を見合わせた。

「うちの店は、20人も入ればいっぱいだからね。すべて同じ料理なら、あたしとエリナで余裕で作れるね」

「そうですね。それなら、今夜は40食でいってみましょうか」

 ということで、今夜の『青弓亭』のメニューは限定40食の生姜焼き定食に決定した。