アラフォー×バツ1×IT社長と週末婚
第10話 週末婚再び!?
久しぶりに熱い夜を過ごした翌朝。

目が覚めたら、隣に五貴さんの姿はなかった。

「あれ?五貴さん?」

起き上がってベッドから出て見ると、朝陽の中、ソファの側から外を眺めていた。

その立ち姿が、あまりにも綺麗で、私は思わずはぁっとため息をついてしまった。


「ああ。おはよう、つむぎ。」

振り返った後も、腕の筋肉が盛り上がっていて、本当に私の旦那様なんだろうかと思ってしまう。

そんな事を考えると、いつの間にか私の顔も、赤くなっていた。

「どうした?そんなに頬を赤くして。」

五貴さんはいたずらに、私に近づいて来て、後ろから私を抱きしめてくれた。

「もしかして、昨日の夜の事、思い出したの?」

耳元で聞こえる、低くて甘い声。

昨日の夜の事もそうだけど、五貴さんの声だけで、また体がジンジン熱くなってくる。

「ほら、また体が火照ってる。」

どうやら五貴さんは、私の体の事、何でも知っているらしい。
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