明日は明日の恋をする
私の選んだ道
「いってらっしゃい。」

仕事に行く進藤さんを見送り、今日もいつもと変わらない1日が始まった。

海への一泊旅行から戻った後も、私と進藤さんは何事もなかったかのように振る舞い、毎日を過ごしている。

ただ私の脳裏から離れない、進藤さんが言った『これで最後だ』の意味…

私なりに考えてみた。

そして、答えは1つしか思い浮かばなかった。

『結婚』

進藤さんと美玲さんの結婚が決まったか…もしくは、何かしら進展があって私に構ってる状態ではなくなったか…。

きっと…そうだ。私は大きなため息をついた。考え込むと目頭が熱くなってくる。

泣くな、泣くな…私。

「よし、仕事だ。クリーニングに出してたスーツを取りに行こう。」

私は気を取り直して外に出る。クリーニング店に行く前に、ふと視界に入ったコンビニへ立ち寄った。そこである雑誌を手に取りパラパラっとめくる。

「良い仕事紹介しましょうか?お姉さん。」

雑誌をめくる私の後ろから聞き覚えのある声が話しかけてきた。私は手に持っていた雑誌…求人誌を慌てて元に戻し、後ろを振り向く。

「偶然だね、明日香ちゃん。」

やっぱり高瀬さんだ。まさかコンビニで会うなんて、本当に偶然って怖い。

「偶然…ですね。今日お仕事は?」

私は引きつった笑顔で聞いた。

「俺は用があって外出してて、会社に戻る前に水分補給しようと思ってここでジュース買ってたら明日香ちゃんが入ってきたんだ。」

高瀬さん、先に店内にいたのか。全然気づかなかった。

「…じゃあ取り敢えず、外で話そうか。何で求人誌を見てたのかも知りたいし。」

出た、ドSな笑顔。

私は観念し、高瀬さんとコンビニの近くにある公園で話をした。
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