隠れイケメンの王子様に恋しました

イケメンお兄さんに急接近！

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その後暫くは御影兄弟の話で工場内は持ちきりだった。
昼休憩の食堂で隣のテーブルに座っている大騒ぎの先輩方。

「あんなイケメンが毎日いたら仕事ももっと頑張れるのにー」
「逆に見とれて仕事が手につかないんじゃないのー？」
「あーあ、うちの工場にもイケメンいないの？」
「いることはいるけどあの御影兄弟には誰も敵わないわよ」
「独身者が多いのはいいけどあの二人を見たら霞むよね」
「あーのっぽメガネが来たー。御影兄弟とは月とスッポンよねー」
「あんなのと比較しないでよー」

キャハハハーっ！と大騒ぎする先輩達になの葉は文句を言いたいのを我慢して渋い顔をする。

大宮さんはのっぽメガネじゃないし！
なんでみんな大宮さんの良いところがわからないの！？

斜め前のテーブルにこちらに向かって座った大宮さんはみんなの会話が聞こえてるだろうに知らんふりをしてコンビニのお弁当を食べている。