一樹さんが私の居場所を知ったのはカードだった。

一樹さん宛に届いた明細書にホテル名が記入されていたようです。
理由を話して通してもらったんだとか。


あーと納得した。

私は悪くないもんと車の中でも、抱き合ったばかりの一樹さんに喧嘩をうる。

「菜々さん?」

「なに?調子のらないでよね!」


一度強がるともうこのままである。