イケメン社長は深く激しく私を溺愛する~2人のあなたに愛されて~
3人の気持ち
会社では、2人とも、何事も無かったように過ごしたらしい。


夜になって、樹のマンションに、柊君が来た。


チャイムが鳴って、樹がドアを開けた。


柊君の声が聞こえる。


リビングのドアが開いた瞬間…


柊君は、とても驚いた顔をした。


『来てたの?』


『…柊君、私ね、今、樹と一緒に住んでるの。いろいろ複雑な事情があって…一緒に住むことになって、今もずっと…』


『柊、そうなんだ。俺は、柚葉と住んでる。俺は、柚葉が好きだし、今、俺達は付き合ってる。どうしてそうなったか、細かいことは言わないけど、これが現実だ。柚葉とは、いずれは結婚したいと思ってる』


柊君…何も言わずに、じっと立ったままだ。


『ごめんね、柊君と別れたばっかりで、結婚はすぐには考えられないって思ってるけど、でも、私ね、今、本当に、樹が好きなの。この気持ちは…変わらない』


まだ、黙ってる…
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