一途な執事と甘いティータイム
好きな方、選んでよ



1日目も無事に終わり、自分の部屋で一息つく。



楽しかったなぁ、学校祭。



あと1日で終わってしまう。



それはそれでなんだか寂しい気がする。



いろいろあったけど、準備から楽しかったから。




「ん?」




思いに老けているとスマホの着信音が鳴った。



電話が来るなんて珍しい。



一体誰から……




「……げっ」




画面に表示されていたのは"大河"の文字だった。



電話に出るのも面倒くさい相手。



いっその事無視してしまおうかと思ったけれど、しつこく着信は鳴り続ける。




「はい、もしもし」




大河はそう簡単に諦める奴じゃない。



無視をしたらもっと面倒くさいことになりそうな気がして、渋々電話に出ることにした。



< 220 / 267 >

この作品をシェア

pagetop