何度だって、君を好きだと言うよ
愛されない私と、愛される姉
高校1年の春。

入学したばかりの頃だった。

靴を履き替えて、教室にいくと。

教室の前に女子に囲まれている二人組の男子がいた。

きれいな顔の人だな……

「星愛!!」

「流星……」

「おはよ」

「うん」

彼は、親友の凪沙の彼氏

羽田 流星

「瀬戸先輩の妹でしょ」

まただ。

私をちゃんと見てくれる人は居ないのだろうか?

HRがはじまるのを待っていると

隣に座ってきたのは教室の前で流星と一緒に女子に囲まれた彼だった。
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