ある大きな国で1人の少女が産まれた。

それは城中が大騒ぎになるほどの出来事だった。

なぜならその少女は望まれて生まれた子ではなかったのだ。

少女が産まれた国は男尊女卑が激しく。

しかも少女は王国の血を受け継いでいたのだ。

15人の王子たちの中でたった1人の末の娘。


誰もが少女を忌み嫌う……はずだった。



「なんて美しい容姿なんだ」


「神が創りし少女だ!」



なんと彼女は生まれながらの絶世の美女で、その美しさは成長するにつれどんどん増していった。


神が創りし美少女、


その名はアイリス。



しかしそんな彼女を疎ましく思う兄達は日頃から彼女への嫌がらせが絶えなかった。


「や〜い弱虫アイリス!」


「女のくせに靴なんか履いてんじゃねぇ!」



まだ幼かったアイリスは賢い頭脳で自分をいじめる兄達への態度を考えた。

そして考えた末に出た結論は……


「はい!分かりましたわお兄様」


とにかく媚びを売ること!


ただし泣きはせず、とにかくか弱いふりをして兄達のご機嫌をとることにしたのだ。


✤✤✤✤✤✤✤✤✤


そんなアイリスにもただ1人だけ本性が出せる相手がいた。


「よくやりますよね〜アイリス様」


「お黙りジル!賢い選択をしたまでよっ。あの低脳の兄達に対抗するにはこの方法しかないの」


「さすが我が主」



アイリスの護衛騎士、ジル・シリウス。


彼女が唯一心を許せる幼なじみ的存在だ。



アイリスとジルは一蓮托生。



2人はいつも一緒にいた。



アイリスは母の幸せを願い、


ジルはアイリスの幸せを願っていた。



そんな2人に突然の悲劇が訪れる。



「母上っ!!母上!!!いやっいやああぁぁああ!!!」


10歳にして愛する母親を殺害されたアイリス。




彼女の希望はその一夜で絶望へと変わり、憎しみの切っ先を国王である父親へ向けた。



許さない。


必ず復讐してやる。



幼い少女の復讐劇はここから始まったのだ。


✤✤✤✤✤✤✤✤


「主の行く道なら俺もついていく」


「……っありがとうジル」



2人は共に手を取り、立ちはだかる強敵に立ち向かうことを決意する。



そして16歳になったアイリスは



反逆の狼煙を上げ、



革命を起こしたのだ。





あらすじ

とある国で一人の女の子が生まれた。名をアイリス・プルマージュ・サファイア。15人の兄を持つ末っ子の王女が誕生したのだ。しかしアイリスが生まれた国は男尊女卑が激しく、生まれながら嫌われていたアイリスは数々の痛みや苦しみを耐え、16歳で革命を起こした。しかし彼女には生き残った4人の王子が立ち塞がり、幼なじみのジル・シリウスと共に戦い続けることになる。果たしてアイリスは国を変える事ができるのか

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