女40歳、お嫁にもらってもらいます!
7
月曜日。

この休み中、どれだけ有給休暇を取ろうと思った事か。

でも月曜日は大事な会議がある。

そう簡単には休めない。

あの後、目を覚ましたらもう大野くんの気配はなかった。

やっぱりあの状況を冷静に受け止められなくて、私に何も言わずに帰ったんだろう。

この週末、私は何かの拍子に浮かんでくる大野くんの笑顔に悩まされていた。

何もなかった事にしよう。

そう会社でも振る舞おう。

夢だったと思えば、きっと大丈夫。

私は何度そう自分に言い聞かせたのだろう。

そして覚悟を決めると会社へと向かった。

フロアに入る前に、大きな深呼吸をしてみた。
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