女40歳、お嫁にもらってもらいます!
9
翌朝、3人で上手に時間差出勤。

「おはようございます。」

何気にフロアで挨拶し合って、ここまでは完璧。

「おはようございます、係長。」

即座に私のデスクにやって来たのは主任だった。

「おはよう。」

私の態度はいつもと同じのはず。

「…昨晩はどうしたんですか?何度電話しても出てもらえないし…。」

興奮を自制しながら、主任もいつもの様子を装っているつもりなのだろうか。

「ごめんなさい、でも私のプライベートまであなたに話す義理はないと思うけど。」

私は座ったまま、そばに立つ主任の顔を見上げる。

「時間を取ってほしいとお願いしたはずですが。」

少し冷静さを取り戻した主任は戸惑った表情を向ける。

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