女40歳、お嫁にもらってもらいます!
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「みんな、集まってくれる?」

全員がフロアに戻って来たのを確かめると、私は中央の打合せスペースで声を掛けた。

何となく決まっている場所へ各々が着席する。

「今日、部長と新しいプロジェクトの打ち合わせをしてきました。」

そしてコピーした資料を西田に配るように促す。

「係長、これ…、凄いじゃないですか。」

ちらりとその資料を見ただけで、主任が声をあげた。

大野くんも少し驚いたような表情をしながら、目でその資料を追っている。

「どういうことですか?」

まだその状況にぴんと来ない小島くんはそれでも自分なりに、みんなの様子に何かを感じているようだ。

「小島くん、これは大変な事よ。」

いつになく神妙な様子で西田がつぶやいた。

「そういう事です。今年度1、2を争うほどの大きなプロジェクトになるでしょう。そんなプロジェクトが私達のグループに任せられるというのは、今までの仕事を評価してもらったという事になります。」




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