真 実
一方

春樹の乳母の里は、
春樹の食事と掃除、洗濯
春樹の子・星樹のお世話をする。

毎日を送っていたが
孫の弘美が手伝ってくれると
急に言い出したから
掃除や洗濯をさせることにした。

弘美は、離婚をして
里の元にきていた。
弘美の両親は、離婚して
二人とも弘美を引き取らずに
里が育てた。
だが、弘美は厳しい里を嫌い
若いうちに結婚をした。
結婚生活は、長く続かずに
離婚となったが、子供はいなかった。

里は、春樹様や星樹様の事は、
他の人には任せることは、
出来ない。


ある日、弘美が
「春樹様が帰るまで
私がいるから、おばあちゃんは
帰ってゆっくりしたら。」
と、言ったが・・・

春樹様は、椿様をこよなく
愛されていて
間違いなど決して起こり得ないが
椿様が少しでも嫌な思いを
される事をとことん
嫌う春樹様だから
孫の弘美の申し出を断った。

里が見えない位置で
弘美は、眉間にしわを寄せチッと
舌打ちをしたが
里は、気づいていなかった。
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