ヴィーの言葉どおり翌朝一行は村を立った。
去って行く一行を影から見つめるフェデリカの小さな胸がぎゅっと痛む。
それはフェデリカが今まで感じたことが無い痛みだった。


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しんあいなるヴィーへ

あなたがいなくなってとてもさみしいわ。
けれどまた来てくれるというあなたの言葉をしんじるわ。
それまで、このノートにあなたへの手紙を書くことにします。

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胸の痛みから逃げるように、フェデリカはヴィーが残していったノートに思いを綴った。
ノートの中ではヴィーはフェデリカの本当の友達だった。また来ると言ったヴィーの言葉も本当だと信じられた。


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わたしのはじめてのお友達ヴィーへ

今日はすばらしいお知らせがあります。
司祭さまに、ずいぶんつづりが上手になったとほめられました。
ぜんぶヴィーがくれたこのノートのおかげだと思います。
だってヴィーに聞いてほしいことがたくさんあるんだもの!
司祭様から毎日出される書き取りもまじめにやるようになったのよ!

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