果たせなかった恋を次の世代に託します。
大正時代、華族のお嬢様と結婚の約束し戦地に赴いた男性はお嬢様を残し旅立ってしまった。
そんな男性が出兵前に渡した手紙に
もし自分に何か会った時は自分達が叶えられなかった夢を来世に託してほしいと綴られていた。
そしてその願いは昭和、平成まで果たされることはなかった。
だが令和となり2人の託した夢が叶う時がやってきた。
生まれる前から決まっていた両家の結婚。
その白羽の矢は3姉妹の次女、長尾翠に向けられた。
翠は真面目で男性と付き合ったことのなどない女性。
相手の男性は有名食品会社の御曹司。古川英嗣
だがこの結婚、式当日まで顔合わせなしのぶっつけ本番。
さてこの二人は果たせなかった曽祖母たちの夢を叶えられるのか?
そして二人の間に愛は生まれるのか?