キラキラと輝く星空──。


 手を伸ばすと届きそうなその星に、キミとわたしは願を掛けたね。



──ずっとずっといつまでも、ふたり一緒に幸せでありますように。



 だけど、そんなささやかな願いごとは、現実に打ち砕かれたんだ。





✩.*˚


「いってぇ」

「また痛むの? 早いところ病院行きなよ」


 緩くおだんごにした髪から流れる後れ毛が春風に揺れると、辺りはすっかり春模様で、チューリップを見に植物園に行きたいなぁ!……なんて呑気なことを思っていた。


 遊佐(ゆさ)うさぎ、17歳の高校三年生!

 隣にいる長身のイケメンくんが、 木下大河(きのした たいが)


 同じく17歳の高校三年生。


 わたしたちは、幼なじみで、大河はわたしの初恋のひとでもある。


 そんな大河と両想いになれたのは、中学校の卒業式。


 今までの幼なじみの関係を壊したくなくて、なかなか踏み出せなかった告白。


 第二ボタンをください……。



 それがわたしなりの告白。


 精一杯の告白。


 そしたら、大河からキスされんだ──。


 それからわたしたちは恋人同士になった。



✩.*˚

「大河、また痩せたんじゃない??」

「んー、そうか?」

「うん……なんかペラさが増してる」

「ペラさって‼︎ うさ、お前なぁ!!」


 こうやって、じゃれあって、笑い合って。


 そんな日々がずっとずっと続くんだって──思っていた。