わたしが「呼吸する」とき
prologue



目をそっと開ける。


朝日が部屋を照らす。体を照らす。




何気ないこの日常に、私は特別な意味を感じている。




『2017年8月22日。今日も目を覚まして朝を迎えることができた。今日はどんな事待っているのだろうか。』




私はそうノートに記した。

大切な大切な、栞と共に。




この物語は、とある一冊のノートから描く、とある男女のお話です。




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