高校3年生の天橋 楓は物書きになることが夢。
そのことを家族に打ち明けるも認めてもらえず、
家を飛び出して交通事故に遭ってしまう。
そして、目覚めると──。
楓は幽霊になっていた!?
それどころか、同い年の男の子、
加賀見 宙に取り憑いている始末。
成り行きで一緒に過ごすことになったふたり。
そんなある日、宙が家業を継ぐため、天文学者の夢を諦めようとしていることを知った楓は……。
『私が消えるまでに、できること』
それはきっと──。
『きみがきみ自身のために生きられるように、
背中を押すことだ』
消える運命の幽霊と天文学者になりたい彼との
奇跡の恋の物語──。