わかばの恋 〜First of May〜

そして、この橋の欄干に身体(からだ)を預けて、川の向こうに広がる山の稜線を目指し刻々と沈んでいく夕陽を、ひとり眺める。

目の前の(オレンジ)色に燃える太陽が大きすぎて。
なんだか、近くに見えすぎて。

今だったら……なんだか手を伸ばせば、届いてしまうような気がして……

だから、あたしは欄干から身を乗り出した。


この手を、この腕を……
夕闇迫る空に向けて、めいっぱい差し出した。

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