社長の溺愛にとかされて
ラインが入ったのは、これから数分後。

あまりの速さに驚くと共に、慎也らしいと思う。

「えっと、場所は・・・アルシェンヌ!?」

アルシェンヌと言えば、大企業の社長やセレブが利用するような、
上に超がつく高級ホテル・・・

うわ~服装どうしよう。

流石にこのクラスのホテルに、普段着とはいかない、
食事をするなら尚更。

頭の中で、押し入れの中を思い返し、
白のワンピースでいいかなと思う、靴は白あったかな?

しばらく考えていると、

「何か難しい問題でもあったんですか?」

とスタッフに心配され、いけないと思い、

「なんでもないです」

と誤魔化しながら、今は仕事しないと、と意識を切り替えた。
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