社長の溺愛にとかされて
「本庄さんできましたよ」

次の日、本庄さんにキュンエピの紙を渡す。

「え?もうできたのか?」

「家で一気にやっちゃいました」

本庄さんは、ぱらぱらと紙をめくって。

「おう、ありがとう、玲緒奈ちゃん」

「こんなのでいいんですか?」

「十分、普通の意見が聞きたかったんだから」

「ありがとうございます」

「いや、ありがとうはこちらだよ」

そう言って、本庄さんが微笑みかける。

「本庄さんはこうゆうのないんですか?」

「こうゆうの?」

「キュンキュンエピソードです」
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