シンデレラには····程遠い
久しぶりに

久しぶりに日本での仕事が入り
甥っ子の陽斗にも会えると

陽斗とは、テレビ電話では
話しをするが···
  わかるかな······

まさか、こんなに
可愛いとは思っていなかった。

今日は、姉とランチをする。
陽斗に合ってから
実家に帰る予定だ。

陽斗がいるからテラスに座る。

ベビーカーを押しながら
歩いてくる女性が見える。

ベビーカーの中から
俺を見つけて
「はぁっ、¿¡’¥℉℃™」
と、手足をバタバタさせている
甥っ子。

本当に、よく俺がわかるよな·····
凄いわ·····と、思っていると
後ろにいる姉に目を向ける

····················
  あね······?········

本当に·····あの人は······凄い······っ·····

目を見張る程の美人ではないが
姉には、気高いオーラがある
癒やしや優しさを含めた。

あの人は、それを見抜いていた?
姉の素晴らしさを。

「葉瑠。久しぶりね。元気だった?」
と、柔らかく微笑む姉に
ベビーカーの前に座り込み
甥っ子を抱き上げながら
「陽斗。久しぶり。
よく俺がわかったな。」
と、高い高いをしながら
「姉ちゃんもかわりない?
ええっと、聞かなくても充実してるね。」
と、言うと

一瞬、ぽか〜んとしてから
クスクス、笑い出す姉に
またまた、驚かされる。

自分の姉ながら
心臓がドクリとなる。

参ったなぁと思いながら
陽斗に意識を持って行き
姉と席へと動く。

見る度に変わりゆく姉に
驚きと共に
あの人の魔法?とも言える
オーラに護られている姉に
安心する。

三人でワイワイ言いながら
食事をして
食後のデザートを堪能していると
陽斗がキョロキョロ
「はる?」
「陽斗?」
と、姉と俺

すると·······
「ぱぁっ!!¥¿℃™®¡’‘†‡」
と、言う陽斗
ん?と、回りをみると
ザワつく店内外

あ〜。
「葉瑠。元気にしていたか?」
と、言いながら
魔法使い?もとい義理兄は、
陽斗を抱き上げながら
姉の頭にキスをする。
「はい。変わりないですよ。
義兄さん。」
「絢斗さん?わざわざ?」
「ゆっくり、話せたか?」
「クスクスっ。はい。」
義兄は、姉が心配だけど
俺との時間を邪魔しないように
してくれていたんだろ。
「もう、兄さん。
勝手にいかないでよ。
車とめているのに。」
と、文句を言いながら
陽斗の頭を撫でる快斗さん。

義兄は、ちらりと見ただけ
「快斗さん。ごめんなさい。」
と、姉。
「ご無沙汰しています。快斗さん。」
と、俺が言うと
「葉瑠。活躍してるね。」
と、快斗さんが言ってくれて
四人で席に座り
義兄が陽斗を膝に置いている。

その姿が似合わなくて
笑ってしまうと
快斗さんもわかって笑いだし。

姉も、クスクス
陽斗は、わからず?にキャッキャッと
手を叩いて笑っている。

義兄は、素知らぬ顔をしながら
珈琲を飲んでいる。
陽斗に影響ないように。

まったく、すごいオーラの人が
二人いて、回りからの視線に
たじたじ。
自分もモデルをやっているが
落ち着かない。
少しして、カフェを後にした。
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