危険なキミの溺愛
一緒に寝る?
「ぐっすり寝てるな…」




ん…。




誰かが優しく頬を撫でる。




目の前には…綺麗な顔の男の子。




あれ…誰だっけ。




見覚えのある顔…。




「何度言ったらわかるんだよ。ソファで寝たら風邪ひく…」



ふわっと抱き抱えられて、他の部屋へと運ばれる。



あぁ…。



湊だ…。



シンが言ってたっけ…。



湊は、本当は優しいって…。



このまま、寝ちゃダメ…。



また湊がソファで寝ることになる。



「待って…」



なんとか目を覚まし、部屋を出て行こうとする湊の服の裾を掴む。



「…起こした?ごめんな」



「ううん、私こそごめんね。湊は…優しいね。重かったよね…」







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