僕の決断

「おはよう、マコ姉」

「おはよ」

僕はベッドから起き上がった
マコ姉に手を出した

「今までありがとう
マコ姉と過ごした毎日は
幸せだったよ」

「光ちゃん」

「だから
最後は笑顔で
握手しよう」

マコ姉も手を出す

短い時間
握手をすると

僕はコートを着た

「廊下で待ってるから
準備ができたら
出てきてね」

マコ姉は何か言おうとしている

それは
聞いちゃ
いけない気がする

僕は
マコ姉に背を向けて
部屋を出た

本当にこれで
最後だ

もうマコ姉を
女として見ない

そう決めた




マコ姉
好きだったよ

さようなら
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