愛してるからさようなら
出会い
「失礼します」
アルバイトの森くんに付き添われて事務所に入ってきた彼の第一印象は、爽やかな好青年そのものだった。
当時、ファミレスの正社員として働いていた私は、アルバイトの面接をした。
「須原 優誠くんね?
早速今日からお願いできる?」
「はい」
彼は、背が高く、153㎝と小柄な私は視界に入らないんじゃないかと思える程だった。
しかも、見るからに美形。
イケメンっていうより、綺麗って表現がぴったり。
白くて滑らかな肌に整った顔立ち。
きっと大学でもモテるんだろうな。
初めはそんな風に客観的に見ていた。
彼は、頭の回転も早く、物覚えがいい。
その上、爽やかな接客は、好印象だった。
彼がアルバイトに入るようになってから、明らかに若い女性客が増えた。
実際、卓上ボタンを押さず、彼を直接呼び止めて注文する女性も多い。
そんな彼に、私はなぜか懐かれてしまった。
「桃香さん、今夜、飲みに行きましょうよ」
須原くんはそんな風に軽く誘ってくる。
「何言ってるの。須原くんのシフト、
24時まででしょ?
真っ直ぐ帰って寝なさい」
今時の大学生は、一体何を考えてるんだか。
アルバイトの森くんに付き添われて事務所に入ってきた彼の第一印象は、爽やかな好青年そのものだった。
当時、ファミレスの正社員として働いていた私は、アルバイトの面接をした。
「須原 優誠くんね?
早速今日からお願いできる?」
「はい」
彼は、背が高く、153㎝と小柄な私は視界に入らないんじゃないかと思える程だった。
しかも、見るからに美形。
イケメンっていうより、綺麗って表現がぴったり。
白くて滑らかな肌に整った顔立ち。
きっと大学でもモテるんだろうな。
初めはそんな風に客観的に見ていた。
彼は、頭の回転も早く、物覚えがいい。
その上、爽やかな接客は、好印象だった。
彼がアルバイトに入るようになってから、明らかに若い女性客が増えた。
実際、卓上ボタンを押さず、彼を直接呼び止めて注文する女性も多い。
そんな彼に、私はなぜか懐かれてしまった。
「桃香さん、今夜、飲みに行きましょうよ」
須原くんはそんな風に軽く誘ってくる。
「何言ってるの。須原くんのシフト、
24時まででしょ?
真っ直ぐ帰って寝なさい」
今時の大学生は、一体何を考えてるんだか。