王子系幼なじみと、溺愛婚約しました。
王子様の独占欲。



「そうだっ、芙結ちゃん海に行こうっ!!」

「んえ??」


お昼休み。
お弁当を一緒に食べていた詩ちゃんがいきなりそんなことを言い出した。


「海に行くの?」

「うんっ、わたしと芙結ちゃん2人で!」


気づけば季節はもう夏。
今7月の中旬で、もうすぐ学校は夏休みに入る。


「やっぱり夏といえば海だよ〜。
泳ぎたいし、海の家でかき氷とか食べたいし」


「詩ちゃんと一緒なら楽しそう」

「そりゃもちろん!
芙結ちゃんを楽しませるために頑張るよ!」


なんて、こんな会話をしていたら。


「そこの可愛いお2人さん海に遊びに行くの?」

「そうだよ〜。
あっ、よかったら御堂くんも一緒に行く??」


なぜか佳月くん……じゃなかった、御堂くんが会話に入ってきて、詩ちゃんがさらっとお誘いしちゃってる。


「へー、いいの?俺も行って」

「うんうん、全然いいよー!」

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