極上パイロットが愛妻にご所望です

恋のライバルの策略

 朝陽のフライト勤務と私の勤務ローテーションは、丸二日間合うのはなかなかなく、短いデートを楽しむこと二ヵ月。
 
 朝陽から彼のマンションの鍵も渡されており、交際は順調である。
 
 季節は繁忙期の八月を過ぎ、九月の半ばになっていた。とはいっても、土曜日が休みの人は月曜日が三連休になるので、近場の海外旅行へ行く人々が目立ち、空港はいつもより混雑していた。
 
 そんな海外を楽しむ乗客もいるけど、私は早番の土曜日の今日、退勤後、友莉子と久美に会う予定になっている。
 
 朝陽はお昼の便で上(シャン)海(ハイ)へ。帰国は明日。上海便は満席だった。
 
 かれこれ十二時間前まで朝陽と夕食を食べて、彼の部屋でゆっくりしていた。
 
 朝陽との時間はずっと胸が高鳴って、幸せな気分でいられる。久美の結婚式の日から、まるでシンデレラの魔法をかけられているみたい。
 
 今日も私の首元に朝陽からプレゼントのルビーのネックレスがある。

 身につけていると朝陽がそばにいるような気がして毎日に張り合いが出るのだ。

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