皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした
グレン
【フィンリューク】
アリスをいじめるのがたまらなく楽しい。
いい息抜きになる。
「なぜ逃げ腰なのだ、我が妃よ」
「お出迎えですよ⁉︎ちゃんとご挨拶しないと…。私、皇帝陛下にお会いするの、初めてなので…」
「仲のいいところを見せてやれば、父上も安心すると思うのだが」
「嫌がらせもほどほどにしてくださいっ‼︎」
逃げようとするアリスの腰をガッチリと包み込み、引き寄せて顔を近づける。
宰相やジェードが呆れているが、楽しくてやめられないのだ。
「そのイヤイヤがたまらない…」
「殿下、陛下がおつきになりますよ…」
「夫婦の話を邪魔するな、ジェード」
「目に余ると言っているのですが。そのあなたのアリス様いじめ」
「いじめてなどいない。楽しんでるのだ」
「…………アリス様、殿下をこんな風にした責任、とってくださいね…」
ジェードにまでそう言われて、この世の終わりのような顔をしているアリスが、本当にたまらない。
アリスをいじめるのがたまらなく楽しい。
いい息抜きになる。
「なぜ逃げ腰なのだ、我が妃よ」
「お出迎えですよ⁉︎ちゃんとご挨拶しないと…。私、皇帝陛下にお会いするの、初めてなので…」
「仲のいいところを見せてやれば、父上も安心すると思うのだが」
「嫌がらせもほどほどにしてくださいっ‼︎」
逃げようとするアリスの腰をガッチリと包み込み、引き寄せて顔を近づける。
宰相やジェードが呆れているが、楽しくてやめられないのだ。
「そのイヤイヤがたまらない…」
「殿下、陛下がおつきになりますよ…」
「夫婦の話を邪魔するな、ジェード」
「目に余ると言っているのですが。そのあなたのアリス様いじめ」
「いじめてなどいない。楽しんでるのだ」
「…………アリス様、殿下をこんな風にした責任、とってくださいね…」
ジェードにまでそう言われて、この世の終わりのような顔をしているアリスが、本当にたまらない。